過熱水蒸気熱分解装置とは
- 脱炭素で、有機物ごみ処理をおこなえる装置です。
- 常圧で火を使わない安心・安全な熱分解装置です。
(使うのは、電気と水のみ) - あらゆる有機物を有害物質を排出することなく熱分解する画期的なリサイクルシステムです。
- 廃プラスチック・廃材・廃タイヤ・医療廃棄物などが安全に処理されます。

生ごみ・プラスチックごみの処理動画
過熱水蒸気の特性
- 過熱水蒸気はガスです
過熱水蒸気は水から作られるので、一番簡単に安全に作られるガスです。 - 過熱水蒸気は安全性が高い
過熱水蒸気は常圧(大気圧下)で簡単に高温を作ることが可能です。 - 過熱水蒸気は熱容量が大きい
過熱水蒸気の200℃で過熱空気の13.3倍になります。 - 過熱水蒸気は無酸素状態をつくる
過熱水蒸気のもとは水です。水の中の酸素濃度は、0.6%です。
水を蒸気に気化させると1600倍の体積になります。過熱水蒸気の中の酸素濃度は0.1%となり、ほぼ無酸素状態となります。
過熱水蒸気分解装置の特徴
- 化石燃料を使用しない為、排気ガスがなくクリーンで安全
- 処理対象物は、有機物(可燃物)全てが対象
- 1回の処理時間が約1.5時間~2時間と短時間で効率的
- 各種乾燥処理にも応用可能
- 処理装置は小型で場所を取らないものからご用意可能
- 屋内設置が可能
- 燃焼設備、圧力容器、危険物等の法的規制を受けない
従来のごみ処理との違い
従来のごみ処理は
- 単純に廃棄物を火で燃焼させる行為です。
- 火で燃焼させる行為とは、火を使って廃棄物を酸化させる行為です。
- この酸化が多くの公害をもたらす原因となるのです。
- 二酸化炭素・窒素酸化物・硫黄酸化物・ダイオキシン、ほとんどの有機物の酸素と物質が結合することによる酸化が原因です
過熱水蒸気でのごみ処理は
- 酸素無しで有機系廃棄物を分解・炭化させる。
- これが過熱水蒸気による再資源化処理です。
- 無酸素状態を作ることができるため、高温の過熱水蒸気で有機系廃棄物を蒸すことにより、燃焼・酸化ではなく『炭化』させることです。
過熱水蒸気分解装置での用途と利点
過熱水蒸気分解装置用途
- 食品廃棄物の炭化
- 脱水汚泥の炭化・乾燥
- 医療廃棄物の熱分解
- 廃棄プラスチックの炭化
過熱水蒸気分解装置の利点
- 設置許可、届出が不要
- 大気汚染防止法の規制対象外
- 燃焼・圧力無い事から安心安全
- 被処理物の水分率が高くてもOK
- 有機物は全てが処理対象
過熱水蒸気分解装置問合せと最新特許申請状況
- 過熱水蒸気分解装置は、貴社実情に合わせた装置を開発いたします。
- 装置の見積に辺り次の内容をお知らせください。
設置場所、広さ、処理物、1日の処理量
☆2021年度特許申請中(5件)
- 超高温常圧過熱蒸気生成エンジン
・常圧過熱蒸気による - 感染性医療廃棄物処理装置
- 排ガス処理装置
- 廃タイヤリサイクルシステム
- 汚泥乾燥、炭化システム
<参考>導入実績
国内
(産業廃棄物処理企業/自動車部品メーカー/水処理メーカー/半導体製造メーカー)
海外
(中国上海 民間企業数社)
使用目的
有機物ゴミ処理/レアメタル回収/廃水汚泥乾燥
医療廃棄物処理/竹材炭化 etc
*経済産業省 新連携制度認定
*東京都 経営革新計画 承認
